なのるなもない教員の備忘録

タイトル通りです。

読書記録

【読書】石田淳『マンガでよくわかる 教える技術』

仕事にあわせて、こちらの本を読みました。 マンガでよくわかる 教える技術 作者:石田淳 かんき出版 Amazon 行動科学マネジメントについて教えている筆者が書いたこちらの類書ですね(出版社は違いますが) 7no67mo71.hatenablog.com マンガでわかる! ほめる…

【読書】石田淳『マンガでわかる!ほめる技術』

積読の中に仕事で必要なスキルを学ぶ一冊があったので、読みました。 マンガでわかる! ほめる技術 作者:石田 淳 宝島社 Amazon 行動の定義 いつ褒めるか? 誰に褒められると嬉しいのか問題 3つの承認 行動の定義 ほめるためには相手の行動に目を向ける必要が…

【読書】「人生」のハウツー本。けんすう(古川健介)『物語思考』

読了後、わくわくした本があったので紹介します。 物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術 (幻冬舎単行本) 作者:けんすう(古川健介) 幻冬舎 Amazon なりたい自分の像(キャラクター)を創り出して、そのキャラクター通りに立ち…

【読書】又吉直樹、ヨシタケシンスケ『その本は』

絵本作家であるヨシタケシンスケさんとお笑い芸人であり作家の一面ももつ又吉直樹さんが「その本は……」で始まるお話を交互に繰り広げてくれる一冊です。 その本は 作者:又吉直樹,ヨシタケシンスケ ポプラ社 Amazon 「その本は……」の切り口で、二人共よくぞこ…

【読書】大野裕『マンガでわかる 認知行動療法』

認知行動療法の入門書を続けて読みました。 マンガでわかる 認知行動療法 (池田書店) 作者:大野 裕 PHP研究所 Amazon マンガでやさしくわかる認知行動療法 作者:玉井仁,星井博文,深森あき 日本能率協会マネジメントセンター Amazon 認知行動療法はストレス対…

【読書】ヨシタケシンスケ『もしものせかい』

絵本を読みました。 もしものせかい 作者:ヨシタケシンスケ 赤ちゃんとママ社 Amazon 年齢を重ねて、様々な可能性を叶えたり、反対に潰してしまったりした経験を積んできた大人にも響く内容。大人だからこそ、潰してしまった可能性や手からこぼしてチャンス…

【読書】森俊夫、黒沢幸子『解決志向ブリーフセラピー』

本を読み終えました。 〈森・黒沢のワークショップで学ぶ〉解決志向ブリーフセラピー 作者:俊夫, 森,幸子, 黒沢 ほんの森出版 Amazon 「ソリューション・フォーカスト・アプローチ(Solution Focused Approach)」「SFA」「解決志向アプローチ」とも呼ばれる…

【読書】斎藤環『まんが やってみたくなるオープンダイアローグ』、向後善之『マンガでやさしくわかるオープンダイアローグ』

「オープンダイアローグ」という精神療法の入門書を読みました。 フィンランドから始まった、そのフィンランドでもごく一部で行われている手法だそうです。 まんが やってみたくなるオープンダイアローグ 作者:斎藤環,水谷緑 医学書院 Amazon マンガでやさし…

【読書】土居正博『国語授業の「常識」を疑え!』

土居正博先生の国語本を読み終えました。 国語授業の「常識」を疑え! 作者:土居 正博 東洋館出版社 Amazon 「現状維持は衰退」の考えのもと、目の前にある常識を疑い、絶えず考えと手法をアップデートしていく姿勢を示しています。 自分自身囚われていた常…

【読書】堀裕嗣『主体的に読む力をつける 国語授業10の原理・100の原則 文学初級編』

北海道の中学国語教師である堀裕嗣先生による国語の本。 今回は小説・物語の指導に焦点を絞っている。 主体的に読む力をつける 国語授業10の原理・100の原則 文学初級編 作者:堀 裕嗣 明治図書出版 Amazon 授業で物語・小説を教える上でのミニマム・エ…

【読書】相手に興味がない場合の話の聞き方指南書。いしかわゆき『聞く習慣』

インタビューライターであるいしかわゆきさんの聞き方指南書。 聞く習慣 作者:いしかわゆき クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 以前出版された、いしかわさんの書くことについての本は大変ためになりました。 7no67mo71.hatenablog.com …

【読書】堀井美香『聴きポジのススメ 会話のプロが教える聴く技術』

聴きポジのススメ 会話のプロが教える聴く技術 作者:堀井美香 徳間書店 Amazon 元TBSアナウンサーで、今はフリーアナウンサーである堀井美香さんが書いた話の聴き方指南の本。 「聴きポジ(聴き手のポジション)」となると、話し手に対して受け身の立場をイ…

【読書】若松英輔『本を読めなくなった人のための読書論』

久々に本を一冊読み終えました。 本を読めなくなった人のための読書論 作者:若松 英輔 亜紀書房 Amazon 今の自分には刺さるタイトルです。 私の場合、本を読めなくなった状態になったときに「また本を読めるようにならないといけない!」という気持ちが生じ…

【読書】中村健一『策略 ブラック仕事術 誰にも言えない手抜きな働き方』

策略-ブラック仕事術 誰にも言えない手抜きな働き方 作者:中村 健一 明治図書出版 Amazon 中村先生のブラック本シリーズ。今回は仕事術。 後回しにしたり手を抜いたりすると、逆に後から時間がかかることにこそ手間と時間をかけようと呼びかける一冊。その…

【読書】岩瀬直樹、ちょんせいこ『よくわかる学級ファシリテーション①―かかわりスキル編―』

よくわかる学級ファシリテーション①―かかわりスキル編― (信頼ベースのクラスをつくる) 作者:岩瀬 直樹,ちょん せいこ 解放出版社 Amazon 信頼ベースのクラスづくりのために、まず心の体力を温めることを大事にすること。 怒っても感情的にならずに、終えたら…

【読書】堀裕嗣『スペシャリスト直伝!教師力アップ成功の極意』

スペシャリスト直伝! 教師力アップ成功の極意 作者:堀 裕嗣 明治図書出版 Amazon 堀裕嗣先生が自身のツイートに解説を加えている本。 堀先生の考える、教師として在り方や考え方などが書かれている。ツイート(140文字)からはみ出るところが書かれているた…

【読書】堀裕嗣『ミドルリーダーが身につけたい 教師の先輩力 10の原理・100の原則』

ミドルリーダーが身につけたい 教師の先輩力10の原理・100の原則 作者:堀 裕嗣 明治図書出版 Amazon 年齢的にはミドルリーダーですが、立場的にはそこにはいない自分。 育てられる側として、言い換えると「後輩力」を培うために読みました。 印象に残っ…

【読書】青山雄太『先生が知っておきたい「仕事」のデザイン』

先生が知っておきたい 「仕事」のデザイン 教師1年目から1年間の見通しがもてる思考法 作者:青山 雄太 明治図書出版 Amazon 筆者は仕事のタスクをこなす前に、以下のことをしなくてはいけないこととして挙げている。 1 ビジョンを明確にする 2 たくさん…

【読書】堀裕嗣、宇野弘恵『教職の愉しみ方 授業の愉しみ方』

教職の愉しみ方 授業の愉しみ方 作者:堀 裕嗣,宇野 弘恵 明治図書出版 Amazon 第1章「子どもとのかかわりを愉しむ」は頷きながら読み進めた。 近年になって、やっと肩の力を抜いて子どもに向き合うことができるようになった気がする。 お二人とも育児や介護…

【読書】阿部昇『確かな「学力」を育てる アクティブ・ラーニングを生かした探究型の授業づくり』

確かな「学力」を育てるアクティブ・ラーニングを生かした探究型の授業づくり 主体・協働・対話で深い学びを実現する 作者:阿部 昇 明治図書出版 Amazon 以下、メモ。 2016年9月初版の本書において、阿部氏のアクティブ・ラーニングの定義 学習者が、自ら設…

【読書】ちきりん『自分の意見で生きていこう』

自分の意見で生きていこう――「正解のない問題」に答えを出せる4つのステップ 作者:ちきりん ダイヤモンド社 Amazon 以下、メモ。 正解がある問題は調べて、正解にたどり着く。 正解がない問題は、ポジション(賛成・反対)を決めて意見を表明する。 →正解が…

【読書】学級経営での土台づくり。大前暁政『本当は大切だけど、誰も教えてくれない学級経営42のこと』

本当は大切だけど、誰も教えてくれない 学級経営 42のこと 作者:大前 暁政 明治図書出版 Amazon 最も大きな学びは「学級経営ピラミッド」 学級経営ピラミッドとは? 学級経営ピラミッドとは、筆者がつくった”「集団面」と「授業面」とを連動させる形で、学級…

【読書】教師が読書家になる。ジェラルド・ドーソン 、山元隆春、中井悠加、吉田新一郎 『読む文化をハックする: 読むことを嫌いにする国語の授業に意味があるのか?』

読む文化をハックする: 読むことを嫌いにする国語の授業に意味があるのか? 作者:ジェラルド・ドーソン 新評論 Amazon 教師がモデルとして読むことを示すためには、まず教師自身が本を読まなければなりません。(p.93) なかには、ブックトークについて二つの…

【読書】野口芳宏『授業で鍛える』

野口芳宏先生の本を読みました。 結果、もっと早くから読めば良かったです。 名著復刻 授業で鍛える 作者:野口 芳宏 明治図書出版 Amazon 野口先生は子どもの成長や向上的変容をともに喜ぶことを大事にしています。 「おめでとう、よかったね」 何か賞を獲得…

「質問づくり(QFT)」の質問の扱い方

質問づくり(以下、QFT)のあとで、作った質問をどのように授業に活かすかということを悩んでいました。 7no67mo71.hatenablog.com たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」 作者:ロススタイン,ダン,サンタナ,ルース 新評論 Amazon QF…

【読書】問いをつくる力。ダン ロススタイン、ルース サンタナ著、吉田 新一郎訳『たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」』

『たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」』を読み終えました。 以下、メモ。 たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」 作者:ロススタイン,ダン,サンタナ,ルース 新評論 Amazon 生徒に「質問づくり(QFT)」の…

【読書】ちきりん『自分のアタマで考えよう‐知識にだまされない思考の技術』

】ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』を読み終えた。 最近、知識のインプットばかりで「思考」できていないと思い、手に取った。 以下、メモ。 自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術 作者:ちきりん ダイヤモンド社 Amazon 自分の頭…

【読書】意義のあるパターン化。南惠介『国語科授業のトリセツ』

小学校教師、南惠介先生の『国語科授業のトリセツ』を読み終えました。 国語科授業のトリセツ 作者:南 惠介 フォーラムA企画 Amazon 学習指導要領でそれぞれの学年の指導内容が前学年からの発展であり、幹となる部分は変わらない、それならば授業でおさえる…

【読書】子どもの力を伸ばすことまで見据える。土居正博『子どもに一発で伝わる! 説明の技術』

土居正博先生の『子どもに一発で伝わる! 説明の技術』を読み終えました。 子どもに一発で伝わる! 説明の技術 作者:土居 正博 学陽書房 Amazon タイトルにある「技術」の通り、説明は練習をすれば改善することができます。 どなたが書かれたか失念してしま…

【読書】生徒の自立を促す指示。土居正博『指示の技術』

土井正博先生による『指示の技術』を読み終えた。 子どもの聞く力、行動する力を育てる! 指示の技術 作者:土居正博 学陽書房 Amazon 「一時一事」「端的に、具体的に」など指示の基本的な事項を抑えつつ、その先のビジョンを示している。 それは「指示を通…