なのるなもない教員の備忘録

タイトル通りです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

【読書】できないことから発想を広げる。前田康裕『まんがで知る未来への学び2‐‐教師も変革を起こす時代』

『まんがで知る未来への学び』シリーズの第2巻を読みました。 まんがで知る未来への学び2 (教師も変革を起こす時代) 作者:前田康裕 さくら社 Amazon 第1巻では過疎化が進む地域の中学校が舞台となり、学習指導要領がどのように変わったのか、教師の働き方な…

【読書】異なる二芸の間で新たな価値観をつくる。堀裕嗣『教師が30代で身につけたい24のこと』

】自分の今とこれからについて思い悩むことが多かったので、手元にあったこの本を読みました。 教師が30代で身につけたい24のこと 作者:堀 裕嗣 明治図書出版 Amazon 堀先生は教師生活の40年を、先の20年を「往路」、後の20年を「復路」だと位置づけ、三十代…

【授業ネタ?】日本語の心地よいリズム。

TLに流れてきたツイート。 「花束みたいな恋をした」の4-4-5のリズムは、5-7-5とはまた違うが、日本語の心地よい定番のリズム。「逃げるは恥だが役に立つ」も同様に4-4-5。 — ニンパイ (@shinobuk) 2022年12月17日 ナマムギナマゴメナマタマゴ — たづK (@taz…

【読書】未来のために。前田康裕『まんがで知る未来への学び‐‐これからの社会をつくる学習者たち』

まんがで知る未来への学び: これからの社会をつくる学習者たち 作者:前田, 康裕 さくら社 Amazon 本シリーズでは平成29年度3月に公示された新しい学習指導要領の中核にある「よりよい学校教育を通してよりよい社会を創る」という理念のもとに、「学習指導要…

【読書】自分のビジョンは?『まんがで知る教師の学び3‐‐学校と社会の幸福論』

『まんがで知る教師の学び』シリーズの三作目を読み終えました。 まんがで知る教師の学び3━━学校と社会の幸福論 作者:前田康裕 さくら社 Amazon 過去の作品も読んでいます。 7no67mo71.hatenablog.com 7no67mo71.hatenablog.com 今作も良かったです。働き方…

子どもの様子の変化に気づくアンテナ。子どもの精神科看護師@こど看さんのツイートから。

子どもの精神科である児童思春期精神科病棟に勤務されている「こどもの精神科看護師@こど看」さんが子どもの様々なSOSについてツイートされていたので、忘れないようにメモします。 〈定期〉子どものさまざまなSOS集 〜総集編〜 pic.twitter.com/PHcd5QxqDR …

【読書】「聞く」の循環を起こす。東畑開人『聞く技術 聞いてもらう技術』

聞く技術 聞いてもらう技術 (ちくま新書) 作者:東畑開人 筑摩書房 Amazon 話を聞くのが上手になりたいという場合、「聞く技術 小手先編」を読むだけでも、発見や学びがある。 個人的に大事だと思ったのは、それと対になる「聞いてもらう技術」の部分。 「聞…

子どもの話を聴く姿勢や態度。クローズアップ現代「子どものSOS どう答える?」

www.nhk.jp クローズアップ現代で子どものメンタルヘルスに関する特集が組まれて、放送されたそうです。私は見逃してしまいましたが、特集ページがまとめられていたのでメモとして残します。 児童精神科医の井上祐紀さん、児童精神科医の岡琢哉さん、中央大…

【読書】話を丸ごと聴く。ケイト・マーフィ『LISTEN‐‐知性豊かで創造力がある人になれる』

LISTEN――知性豊かで創造力がある人になれる 作者:ケイト・マーフィ 日経BP Amazon 話を聴くってどういうこと?と悶々としたときに手に取った一冊。 「聴く」ことによってどのようなことが得られるか、また話を聞かないことでどのようなことが失われているの…

【読書】ハードルを下げてとにかく書く。いしかわゆき『書く習慣』

書く習慣 作者:いしかわゆき クロスメディア・パブリッシング(インプレス) Amazon 中学時代に書くことによって救われた作者による書く習慣を身につけるための本。 「自分語りと言われたらどうしよう」「文才もないのに書いていいだろうか」「書くネタがな…

CO2モニターを購入

honeshabri.hatenablog.com この記事で紹介されていたCO2モニターを購入し、部屋に設置しました。 カスタム (CUSTOM) CO2モニター CO2-mini カスタム(Custom) Amazon 寒さがますます増し、暖房をつけた状態で扉を閉めきることは増えるわけです。(そういえば…

【読書】小学校から中学校への国語学力。安居總子『今、「国語」を問う : 中学校・国語科 : 教師のプロフェッショナリズム』

中学校・国語科 今、「国語」を問う 作者:安居 總子 東洋館出版社 Amazon 『中学校 国語授業づくりの基礎・基本 学びに向かう力を育む環境づくり (シリーズ国語授業づくり)』の中で、4月の「授業開き」は学習者(生徒)の言葉の力がどの程度身についているか…

ビブリオバトル 2022 in AKITAを参観しました。

11月23日(水)「ビブリオバトル 2022 in AKITA」の参観に行きました。 「ビブリオバトル」とは、お薦めの本の魅力をプレゼンし、聴衆にどれだけ読みたいと思わせたかを競い合う本の紹介コミュニケーションゲームのことです。大学での活動が始まりですが、今…

【読書】教師自身がアクティブ・ラーナーに。前田康裕『まんがで知る教師の学び2ーーアクティブ・ラーニングとは何か』

まんがで知る教師の学び2――アクティブ・ラーニングとは何か 作者:前田康裕 さくら社 Amazon 本書では、なぜアクティブ・ラーニングを行い、生徒をアクティブ・ラーナーにする必要があるのか、学校現場でのアクティブ・ラーニングに関する疑問点をまんがとい…

【読書】そのままの自分を受け入れるところから始まる。細川貂々、水島広子『それでいい。』

それでいい。:自分を認めてラクになる対人関係入門 作者:細川 貂々,水島 広子 創元社 Amazon 『ツレがうつになりまして』の著者でも知られ「ネガティブ思考クイーン」である細川貂々さんが「対人関係療法」の第一人者である水島広子先生にカウンセリングを受…

【読書】ノンフィクションへの最初の一歩。澤田英輔、仲島ひとみ、森大徳編集『中高生のための文章読本 ―読む力をつけるノンフィクション選』

中高生のための文章読本 ――読む力をつけるノンフィクション選 筑摩書房 Amazon 「ノンフィクション」のくくりで、エッセイ、評論、説明文など幅広く選書している。読書に関する詩で始まり、詩で終わるところにノンフィクションへの心理的なハードルを下げよ…

【読書】教える側の覚悟。安居總子、甲斐利恵子編著『中学校 国語授業づくりの基礎・基本 学びに向かう力を育む環境づくり』

中学校 国語授業づくりの基礎・基本 学びに向かう力を育む環境づくり (シリーズ国語授業づくり) 作者:安居 總子,甲斐 利恵子 東洋館出版社 Amazon 中学校で国語を教える人にむけた一冊。「シリーズ国語授業づくり」ということで他にも本が出版もされている。…

【読書】逆引きだからできること。渡辺光輝他『逆引き版ICT活用授業ハンドブック』

逆引き版 ICT活用授業ハンドブック 作者:渡辺光輝,井上嘉名芽,辻史朗,林孝茂,前多昌顕 東洋館出版社 Amazon 主に「Google Workspace for Education」を使って、こういうことができるということをまとめた一冊。逆引きということでこんな活用方法がある!が先…

【読書】自己理解と工夫。ダックス(著)、佐々木銀河(編著)『ヒトはそれを『発達障害』と名づけました』

発達障害にまつわる漫画。 ヒトはそれを『発達障害』と名づけました 作者:ダックス 金子書房 Amazon 発達障害当事者であり、筑波大学で障害のある大学生を支援する「筑波大学DACセンター」で働くダックスさんが描き、専門家の監修と解説を加えた漫画。元々は…

【読書】学校でできることは何か?加藤醇子(編著)『ディスレクシア入門』

発達障害について勉強を進めながら、その中の一つである「学習障害(LD)」について自分がよく分かっていないなと思い、手に取った一冊。 ディスレクシア入門 作者: 日本評論社 Amazon タイトル通り、ディスレクシア、「学習障害(LD)」の中でも特に読み書…

【読書】学び続ける教師。前田康裕『まんがで知る教師の学び : これからの学校教育を担うために』

タイトル通り、教師の学びについて描いた漫画。 まんがで知る教師の学び これからの学校教育を担うために 作者:前田康裕 さくら社 Amazon 漫画ですが、中身は非常に濃い。教師自身が謙虚に学び続ける存在としてあることの重要性が説かれています。 教師は児…

【読書】教室に「読む文化」をつくるためには?ジェラルド・ドーソン他『読む文化をハックする: 読むことを嫌いにする国語の授業に意味があるのか? 』

どうやったら生徒が読書に親しんでくれるかどうかを考える中で、この本を手に取りました。 読む文化をハックする: 読むことを嫌いにする国語の授業に意味があるのか? 作者:ジェラルド・ドーソン 新評論 Amazon 教師がロールモデルを示すことの重要性 挑発的…

【読書】一貫した思想の教育実践に触れる。石川晋『「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42』

北海道の国語科中学校教員を長年勤め、授業づくりネットワーク理事長も務める石川晋さんの単著。 「対話」がクラスにあふれる! 国語授業・言語活動アイデア42 作者:石川 晋 明治図書出版 Amazon タイトルにある通り、子どもたちが対話をしていく様々なアイデ…

【読書】自分が大事にしたい価値観はなにか?土居正博『授業で学級をつくる』

授業で学級をつくる 作者:土居正博 東洋館出版社 Amazon 小学校教諭である土居先生が学級経営を語った一冊。 学級経営を語った本は数多くあるが、「授業」という切り口から学級経営を語った本は多くはない。 しかし、教員と生徒が授業の場でつながることが多…

【読書】土居正博式漢字指導を中学校でアレンジして実践してみた。土居正博『クラス全員が熱心に取り組む! 漢字指導法 ―学習活動アイデア&指導技術―』

注意点 土居正博先生の漢字学習とは どのように実践したか アレンジした部分・妥協した部分 定期テストに合わせて締切を設けた 漢字ドリルの進め方にこだわらない 筆順にこだわらない 手応え 定期テストの漢字の書き問題の点数は良かった 生徒が意欲的に取り…

始めましょう

はじめます 国語やクラスなどの、身の回りの学校にまつわることを中心にまとめたいと思います。 拙い表現でも、言葉にまとめることに価値があると思って自分を鼓舞して…… どれぐらい続けられるか分かりませんが、よろしくお願いします。