なのるなもない教員の備忘録

タイトル通りです。

【読書】異なる二芸の間で新たな価値観をつくる。堀裕嗣『教師が30代で身につけたい24のこと』

】自分の今とこれからについて思い悩むことが多かったので、手元にあったこの本を読みました。

堀先生は教師生活の40年を、先の20年を「往路」、後の20年を「復路」だと位置づけ、三十代は往路の完成形だとしています。

確かに二十代の頃に比べたら、学校での仕事が何なのか掴めているし、肉体的精神的にも脂がのった時期です。

こういった時期に、取捨選択をしながら自分の強みを活かし充実した教員生活を送ると共に、きたる四十代での学校経営に関わるための能力を高めていくのが良いようです。

私の場合、病気などの事情でその流れにはそのまま乗ることはできませんが、教師を続けたいと思っている以上、同世代がどのような成長を遂げていくのか無視することもできません。同世代を横目でチラチラと見ながら、自分に必要な力を身につけていくイメージでしょうか。

 

特に大事だと感じたのは、得意分野で勝負しつつ、毛色が異なる二芸を身につけることで、両者の価値観やバランス感覚を養っていくというところ。そのバランス感覚が生徒理解を深めることや学校経営に携わるときに大事になるのだと思います。

私は「学力形成重視」「きちっとしていたい」「緻密」のタイプなので、その逆にある特別活動やダイナミックな学習活動(協同学習やファシリテーションを用いた授業)について意識して学びたいと思います。