なのるなもない教員の備忘録

タイトル通りです。

【読書】ちきりん『自分のアタマで考えよう‐知識にだまされない思考の技術』

】ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』を読み終えた。

最近、知識のインプットばかりで「思考」できていないと思い、手に取った。

以下、メモ。

 

自分の頭で考えること、それは「知識と思考をはっきりと区別する」ことからはじまります。「自分で考えなさい!」と言われたら、頭の中から知識を取り出してくるのではなく、むしろ知識をいったん「思考の舞台の外」に分離することが重要なのです。(p.21)

知識、特に成功体験と結びついた知識があると、目の前の情報に正しく向き合えずに、実は知識に引っ張られて、思考したフリになってしまいがちだという。

今の自分の頭は、知識を引っ張り出している状態なのか、それとも思考している状態なのか、区別するところから始めていきたい。

 

自分は今日1日でいったい何時間を「考える」ことに使っただろう? 日々これを意識するだけで、考える力は大幅に伸びることでしょう。(p.37)

まずは思考する時間を増やすところから。表やグラフにまとめたりしているのは「作業」であり、思考ではない。

 

情報を見たときにまず考えるべきことは、「なぜ?」と「だからなんなの?」のふたつです。特に数字の情報を見たときは必ずこのふたつを考えます。(p.42)

なぜ(why)の切り口から思考することは、堀裕嗣先生の著書にもあったはず。

なぜを突き詰めていくことで、思考を深く掘り下げていくことができるのではないか。